長田谷津20220308
長田谷津にやってきた.
タネツケバナが花を咲かせていた.近所の空き地には,ミチタネツケバナが良く見られるが,タネツケバナが基本的に湿地周りで見られる一方で,ミチタネツケバナは乾燥した地面に見られる.タネツケバナの茎には毛が生えているが,ミチタネツケバナには根本を除いて毛が見られないらしい(ネット上を散見しただけなので注意).
シマアメンボ.昆虫には詳しくないが,ウミアメンボに近いらしい.確かに,体形が似ている.
コウホネ.沈水型で見られた.このほかに,ナガバオモダカやオオフサモと言った外来の水生植物がみられた.アメリカザリガニが多いので多くの沈水植物には厳しそうだ.
そして隣接する市川市自然博物館で展示されていた魚.長田谷津産のヨシノボリ属の一種.ここはほぼ閉鎖水域(注1)なので,一生を淡水で終える止水性のヨシノボリだろう.雌雄がイマイチ良く分からないが,所謂クロダハゼ Rhinogobius kurodai に当たるのだろうか?いまいち分類が混迷しており,交雑でにっちもさっちもいかなくなっている感もあるので,今後一生モヤモヤしながら生きていくことになるのかもしれない.